タナカ整体院|大阪・交野市の不安感・不眠(中途覚醒)の症例ページ

7.不安感、不眠(中途覚醒)

Oさん 51歳 男性 会社員
主訴:不安感、不眠(中途覚醒)

Oさんは10年来の当院のクライアントさんであるが、いまだかつてない位の憔悴しきったご様子で来院される。お話を伺うと、4日前に職場で、2ヵ月後の部署異動を命じられたが、次の部署はOさんにとってはまったくの畑違い、しかも給与も下がり事実上の降格。

 

それ以来常に「何でや?」という思いと不安感が付きまとい、頭の中はぐるぐる考えがまとまらず、職場でも周りの人にどう思われているか気になって集中しづらい。夜は夜で夜中に目が覚めてしまい、疲れがまったく取れないまま翌朝を迎える日が続き、ようやく週末になり来院される。

1回目

傾聴(検査)・方針
施術プラン:個人セッション(あたまのデフラグ+心理ワーク)

@アクセス・バーズ™(“あたまのデフラグ”)
Aストレス・リリース(心理ワーク)

ともかく心理的・エネルギー的な消耗・落ち込みが激しく、身体的な訴えもないため、まずアクセス・バーズ™(“あたまのデフラグ”)という脳・潜在意識下にも影響を与えられる手技で心身の状態の“底上げ”を図った上で(他力)、ストレス・リリースという心理ワークを行い、心に引っかかり、エネルギーを消耗させているストレッサーを“個別に”中和させていく(自力)ことを今回の方針とした。

施術

・アクセス・バーズ™(“あたまのデフラグ”コース)

施術が始まってすぐに眠りに落ちられ、ストレスを抱えておられる方によくみられる“ビクッ、ビクッ”という反応が顕著にみられる。

4日前からずっと緊張状態が続き、久しぶりにリラックスされたためか、終了してからもぐったりと起きるのが辛そうなご様子。

心理ワーク

・ストレス・リリース

上記施術により少し落ち着きがみられたところで、上司に異動を伝えられるシーンなど心に引っかかっている状況・人を、思いつくまま片っ端からリリースを行い、思い出しても平気になるまで繰り返す。

 

施術後・セルフケア

施術と心理ワークにより人心地つかれたご様子だったが、引き続き日常でも、心に引っかかることがあったり思い出したりすれば、その都度もしくは帰宅後、ストレス・リリースをされることをおススメする。

 

あと、ショックから気持ちが被害者モードというか頑なになりがちだったため、「背中にありがとう」という、相手の背中に向かって「いつもありがとうございます」と心の中で声を掛けるワークをおススメする。
相手が目の前にいなければイメージの背中に対してでもいいが、声を掛ける対象は、ご家族や職場の人などで特に関係がこじれ気味な人をがんばってやる。

2回目:前回から2週間後

経過報告
  • 前回以降、気がついたときにストレス・リリースなどでセルフケアをしているせいか、前回のときほどの気分の落ち込みはないものの、やはり色んなことが頭をよぎりがちで、早朝に目が覚める。
  • 頭ではわかっていても、まだ異動が割り切れていない。
  • 「背中にありがとう」を、今回の異動にも関わったであろう苦手な上司に対しても行ったせいか、食堂で出会ったときに、なぜかしら自分から上司の隣に座って普通に雑談をしながら食事ができたとのこと。今までも苦手で避けがちだったが、ましてや今回の人事異動で受けた評価がすごく引っかかっていただけに、自分でも不思議だった。
傾聴(検査)・方針

前回に比べ、心身ともにエネルギー的な底上げはされているようで、なかでもストレス・リリースなど心理面のセルフケアをまめにされていたせいか、前回ほど頭の緊張もみられず、今回は頭より身体のケアの方が優先順位が高いと思われた。その上、陰陽五行的にも、中医学的にも、身体への働きかけから心理面に影響を与えられる可能性がみられたため、整体施術を行うことにさせていただく。

施術プラン:整体コース

@右小腸兪穴-経絡調整
A心臓-内臓整体(自動力)
EX.アクセス・バーズ™の一部(インプラント・バンド)

傾聴(検査)により@小腸のツボとA心臓への内臓整体でバランスを調えることとしたが、小腸と心臓、一見消化器と循環器と全然関係なさそうではあるが、陰陽五行的にはどちらも「」のグループに属している。10年来のクライアントさんではあるが、この方のセッションで「火」がテーマになることは珍しく、やはり今がこのクライアントさんにとっての修羅場、ターニングポイントなんだと感じる。

 

私はこのクライアントさんの長所は、頭の切れっぷりや腹の据わりっぷりにあるのではなく、心(=火)のこもった誠実さにあると感じており(職場やご本人がそのあたりをどう評価されているのかは不明ではあるが)、傾聴(検査)の結果から、このクライアントさんの長所も発揮できにくい状態だったのではと思われ、

 

「身体は二つ続けて“火”のテーマをやってほしそうなんですけど、ひょっとしたら以前ほど、心の込もった感じで仕事がしにくいんちゃいます?」

 

とお尋ねしたところ、

 

「一年前に不慣れな今の部署に来て、色々とかみ合わなくて焦ってしまい、部下や同僚の前でつい自分を大きく見せようとするばっかりで…確かにここ一年はあんまり心から仕事してるという感じじゃなかったと思います。」

 

とおっしゃられる。

施術

・整体

施術が始まると、今回もほぼ眠っておられたが、A心臓の内臓整体で特に深くリラックスされているように思われた。“心労”という言葉があるが、まさに肉体を通じて“心労”を癒している感じでもあり、後述するがこのとき、意図したものではなかったが「体性感情解放」という現象も起こっている。

その他に、アクセス・バーズ™の中の「インプラント・バンド」という生涯で植えつけられた思考や信念に関わるとされる頭の部位への施術のみ、補助的に行う。

施術後・セルフケア

A心臓の内臓整体の施術を受けながら、学生時代に部活で同級生にレギュラーポジションを奪われたときのことを思い出される。そのこと自体はほとんど忘れておられたそうだが、その当時も周りの目を気にし過ぎて、自分の力を発揮できないまま奪われてしまったとのこと。

 

体性感情解放」とは、身体内で抑圧・隔離されてきた記憶・感情が解放される現象であり、その現象を意図的に誘発するセラピーでもあるが、今回は意図せずして「体性感情解放」が心臓の内臓整体により生じた。このプロセス自体が深い癒しのプロセスとなりうるが、

 

「力を発揮できないままポジションを奪われる」

 

というテーマが現在の状況と非常に似通っていることもあり、念のため、改めてその当時の状況を思い出しストレス・リリース(心理ワーク)を行っていただく。

 

日常生活では、引き続き気になることがあればストレス・リリースを行い、職場では“心(ハート)から”仕事を行うことが、このクライアントさんの心身の健康度を保つだけでなく、新しい部署でも生き生き活躍されるために必要かと思い、明日からでも心がけられることをおススメする。

「心気や心血が障害されると、しばしば精神活動の失調(不眠・多夢・健忘・狂躁など)が起こり、その反対に、精神活動(神)の失調は心の機能に影響を与え、動悸や冷や汗などの症状を出現させます。」

『やさしい中医学入門』関口善太著 東洋学術出版社刊より

EX:前回から1週間後

経過報告

前回の施術から一週間後、最初に憔悴し切って来院されたときからでは三週間後、当院で開催された「ただ想いを見つめる-観想会-」に参加される。

 

受付の際に

 

「(部署異動に対して)腹くくりましたわ!」

 

と笑顔で報告してくださり、夜間・早朝の覚醒もなくなったそうで心身ともに状態は良さ気なご様子。

観想-ただ想いを見つめる-

観想会が始まり、自分の思考を眺める中で、

 

「この一年間は自分のことばっかりだった」

 

…ということに思い至られたそうで、新しい部署では、しっかり周りとコミュニケーションを取りつつ(自分から飲みに誘うなど)、自分の身の丈で仕事を進めたいと、抱負を述べてお帰りになられた。

このクライアントさんの場合、ひどい落ち込みから約3週間と割合早く立て直されたが、自力(セルフケア)と他力(施術)がかみ合っただけでなく、ご自身が腐らずピンチを自分を成長させる契機として捉え、積極的に取り組まれたことも大きく寄与しているのかと思われる。

 

◆参考:「やさしい中医学入門」関口善太著/東洋学術出版社刊
     「ソマト・エモーショナル・リリース」ジョン・E・アプレジャー著/ジャパン・オステオパシック・サプライ刊

 

(Oさんの許可を得て掲載)

 


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