タナカ整体院|大阪・交野市のてんかん発作の症例ページ

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6.てんかん発作

Yさん 16歳 女性 学生
主訴:てんかん発作

現在、上記主訴により小児科神経外来に通院、投薬による治療中のYさんは、生後8ヶ月で熱性けいれんを起こし、2歳の頃よりひきつけ(大発作)を起こすようになった。

周期は平均して1ヵ月半に一度くらい。
ここ2年くらい、思春期にさしかかったあたりからは、20日に一回と周期が短くなった。

 

脳の器質的な病変は認められておらず原因不明。知的障害があり養護学校に通っている。

 

少しでも症状が軽減されればと、代替療法(ホリスティック)の取り入れを検討されていた保護者の方が、当院のチラシを見て相談、来院。

 

 

主な所見は、横隔膜の運動低下がみられ、ほとんど口で呼吸している。しゃっくりも時々あるとのこと。横隔膜の直下にある胃、肝臓を含め、消化器全般にもかなりの緊張がみられる。

股関節と肩関節は内側へ向き(内旋)、頚椎は前屈み(屈曲)、 頭全体にも緊張がみられ、特に側頭骨(耳の辺りの頭蓋骨)に顕著な制限(オステオパシー的な変位)がみられた。

保護者の方によると、2ヶ月ほど前に学校が変わり、環境の変化によるストレスはあるかもしれないとのこと。

 

 

施術は主に

 

 頭蓋仙骨療法(オステオパシー)

 

:病気の機序がわからないため、まず脳を浸す脳脊髄液の循環をよくし、大脳に異常放電を発生させていると思われる脳幹、間脳、辺縁系のコンディションを上げる目的で
(「もうひとりのあなた」/J・アプレジャー著 科学新聞社刊 に原因次第では頭蓋仙骨療法が、発作の抑制に効果が期待できる旨の記述があったことも、採用した大きな理由の一つ)。

 

 内臓整体(オステオパシー)

 

:ストレスにより、自律神経系、ホルモン系を介して過度の緊張が消化器系に現れていると考え、逆に消化器系の緊張を取ることで、フィードバック作用により脳内の緊張を取り除く目的と、消化器そのもののコンディションを上げる目的で。 を中心に行った。

 

その他、その日その時の全身のコンディションを上げる目的と、日常生活で不自由さを感じている部分を改善する目的で、経絡療法、脊椎・関節の調整、ストレッチ等を適宜用いた。

 

 

施術の開始から5ヵ月半経過した現在まで、ほぼ2週間に一度の間隔で施術を行ってきたが、その間、四回の発作が起きた。
20日に一度起きていたことを考えれば、思春期前の1ヵ月半に一度くらいの周期には変化したようだ。

 

 

ただ、頭や内臓の緊張が減ったり、ふらつきがましになる(平衡感覚に関与する内耳、第1〜3頸椎、小脳等のコンディション↑か?)、止めなければ食べ続けていたのが自分でセーブするようになる(摂食中枢のある視床下部のコンディション↑か?)、など主訴以外の部分にも変化はみられた。

 

 

(Yさんの保護者の方の許可を得て掲載)

 

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