タナカ整体院|大阪・交野市の内臓の不調に由来するひざ痛の症例ページ

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3.ひざ痛

Iさん 44歳 男性 自営業 
主訴:右ひざ裏内側の痛み

Iさんは武道の稽古を週2回しているが、半年前から右ひざ裏内側に違和感を覚え、筋肉痛だと思い、揉んだりさすったりしていたが、しだいにストレッチをしても伸びなくなってきた。
最近では歩くのも辛くなり来院。

 

痛みのある部位として、東洋医学でいう腎経(腎臓に関係の深いライン)上をなぞられる。
話を伺うと腰背部にも鈍痛があり、トイレは一日に小を10回以上、19歳のときに腎結石を患い、のた打ち回った経験があり、最近は疲れ気味とのこと。

 

所見としては、右ひざ裏内側に限らず、腎経上の内くるぶし後方、腰背部に著明な圧痛を確認。
右足甲の肝臓、両外くるぶし後方の膀胱と関係の深いツボにも圧痛を確認。
お腹の方は、腎臓から尿管、膀胱にかけての緊張がみられ、オステオパシー的には腎臓と膀胱の自動力(臓器には固有の微細な動きがあるという考え)の低下がみられた。

 

慎重に腎臓と膀胱に内臓整体(オステオパシー)を施すと、100%症状が消えたわけではないが、つっぱって伸びなかったひざがストレッチできる程度に改善。
その足で稽古に向かわれた。
但し、既往歴のこともあり、念のために医療機関を受診されることをおすすめした。

 

原因のすべてが腎臓の不調にあったとは思わないが、20年来の武道家が、ある日突然ストレッチの技術が下手になり、半年間も患部がつっぱり続けるとは考えにくいため、筋肉そのものの問題よりも、内臓=体制反射(内臓の不調が神経の連絡によって筋肉等を緊張させる反応)によって臓器の不調が右ひざ裏のつっぱりをまねいた、もしくは東洋医学的に考えれば、臓器の不調がその臓器と関係の深い経絡上(Iさんの場合腎経上)にその反応が出たのでは、と考えられる。

 

(Iさんの許可を得て掲載)

 

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